Japan futures industry news and the world

フューチャーズトリビューンは1970年創刊の先物業界新聞です

先物業界ニュース/コラム/データ

Japan futures industry news and the world

これでいいのか!Futures Tribune's view

金融戦争に勝利する条件

2023-10-26

シカゴマーカンタイル取引所(CME)とシカゴ商品取引所(CBOT)が合併すると報道されたのは2006年10月17日だった。両取引所は長年ライバル関係にあったが…

市場に植え付けたブランドイメージ

2023-10-13

本号では国内商品取引所がかつて直面したシステム共有化問題を取り上げたが、取引所におけるシステム取引のイノベーションはナスダック(米)だろう。1971年2月の設立で、当初は立会場を持たず既存の店頭取引の価格表示(気配値)をネットワークで繋いだ電子取引システムだった。

パンジー

新規上場商品のヒント

2023-10-04

25年前の1998年10月1日、横浜商品取引所が発足した。横浜生絲取引所と前橋乾繭取引所が合併したもので、生絲も乾繭も日本の近代化に大きく貢献した商品ではあるが、すでに産業のメインルートからは外れ、取引所の取引量も減っていた。

大阪堂島

コメ先物、廃止する正当な理由があったのか?

農林水産省は2021年8月6日、大阪堂島商品取引所(現・堂島取引所)が認可申請していたコメ先物市場の本上場に対し認可しないことを決め公表した。生産者数や流通業者の数が依然伸び悩んでいることなどが不認可の理由としている。


【2】農水省のありえない手の平返し、背景に何があったか?
【3】市場拡大・将来性主張も通過儀礼の壁越えられず

FUTURES COLUMN

天安門広場

中国経済の歴史と先物市場の今【上】

2023-11-02

米証券大手のリーマン・ブラザーズが経営破綻したのは2008年(平成20)9月だった。これに端を発した世界的な金融危機は「リーマン・ショック」と呼ばれ、世界同時株安の状態に陥った。当然影響は日本にも及び…


【中】中国経済の歴史と先物市場の今

商先市場縮小の中で高まった取引システム共有化議論

2023-10-16

東京商品取引所が日本取引所グループ(JPX)傘下の大阪取引所が使用する取引システム「J-GATE」の共同利用を開始したのが2016年9月20日で、7年が経過した。


【2】東穀取の意向、会員経営陣に浸透せず
【3】取引業者の間で新たなコスト増に懸念の声が
【4】ステムに潜む「ブラックボックス」への不信感

幻の救世主・商品ファンド物語

【1】ブラックマンデーで一躍脚光、金融商品の主役に

2023-06-09

国内商品先物市場が低空飛行の状態となってから15年ほどが経過する。商品先物を復活させるにはどうしたらいいか、取材で何度も聞いた質問ではあるが、業界をよく知る識者数名が指摘したのは「商品ファンドさえうまくいっていたら変わっていた」というものだった。


【2】1988年バブル経済日本に上陸も大蔵省が問題視
【3】ゼロクーポン債不使用のファンド設計、通産省主体で
【4】日本上陸前に国内商品先物業界が商品ファンドを研究
【5】商品ファンド法、92年4月に成立
【6】商品ファンドは商社主導、ファンド業協会の設立
【7】レオ・メラメドCME名誉会長から本紙への手紙
【8】商品ファンドの終焉