2023年商品先物出来高1,801万枚、貴金属が牽引し前年比7%増

2024-01-11

 国内商品先物市場の12月月間出来高が175万3,386枚(前月比15.4%増)となり、これに伴い2023年における年間出来高が1,801万1,649枚(前年比7.1%増)(参照:2023年取引所別総出来高(枚))と増加した。2023年は金や白金を中心に大阪取引所の主力貴金属が増加したことに加え、3月には堂島取の貴金属市場が開設し2022年にほとんどゼロだった取引が年間3商品で88万枚と、堂島取は全体の約5%までシェアを上げた。一方で東京商品取引所のエネルギー商品を含む貴金属以外の上場商品は、ゴム(RSS3)を除き軒並み大幅な減少を示した。

 2001年から2023年までの国内商先市場における年間出来高合計枚数の推移を下記グラフに示したが、各年の出来高枚数は以下のとおりになる。

年間出来高合計枚数推移

年間出来高合計枚数の推移

2001年 1億2,106万1,964枚 2013年 2,721万4,402枚
2002年 1億3,847万745枚 2014年 2,216万5,937枚
2003年 1億5,407万971枚 2015年 2,481万1,943枚
2004年 1億4,419万4,281枚 2016年 2,737万8,634枚
2005年 1億1,311万5,382枚 2017年 2,453万1,763枚
2006年 9,273万9,948枚 2018年 2,386万 366枚
2007年 7,345万8,768枚 2019年 1,930万5,627枚
2008年 5,291万6,965枚 2020年 2,227万4,035枚
2009年 3,555万4,634枚 2021年 1,711万 135枚
2010年 3,128万5,323枚 2022年 1,682万1,906枚
2011年 3,451万7,987枚 2023年 1,801万1,649枚
2012年 2,729万1,952枚    
参照:2023年取引所別総出来高(枚)
(Futures Tribune 2024年1月9日発行・第3261号掲載)
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