米国農務省（ＵＳＤＡ）は8日、今月の世界の農産物の需給予想を発表、とうもろこしに関しては、米国の今年（2024／25年度）の生産は、エーカー当たりの収量が先月の予想より0.7ブッシェル減の183.1ブッシェルになると推定しているため、先月の予想より6千万ブッシェル減（154万トン減）の151億4千300万ブッシェル（3億8千464万トン）と推定している。
 期首在庫（2024年9月初め）は先月と変わらず17億6千万ブッシェルと推定、供給は生産分が減る見込みのため、先月の予想より約6千万ブッシェル減の169億2千800万ブッシェルと予想している。
 国内需要は3カ月前の予想から変わらず126億6千500万ブッシェル、輸出は先月の予想と変わらず23億2千500万ブッシェル、期末在庫（2025年8月末）は生産分の減少の先月の予想より約6千万ブッシェル減の19億3千800万ブッシェルと予想、農家出荷価格の平均は先月の予想と変わらずブッシェル当たり4.10ドルと予想している。
 世界（米国を含む）のとうもろこしの2024／25年度（国によって統計時期は異なる）の生産予想は先月の予想より221万トン増の12億1千940万トンと予想、期末在庫は先月の予想より238万トン減の3億414万トンと予想している。
 ブラジルの生産は先月の予想と変わらず1億2千700万トン、同国の輸出は100万トン減の4千800万トン、アルゼンチンの生産は変わらず5千100万トン、同国の輸出も先月の予想と変わらず3千600万トンと予想している。
 ウクライナの生産は先月の予想と変わらず2千620万トン、同国の輸出も変わらず2千300万トンと予想しており、ロシアの生産も先月の予想と変わらず1千300万トン、同国の輸出も変わらず330万トンと予想している。
 メキシコの生産は先月の予想より50万トン減の2千450万トン、同国の輸入は150万トン増の2千400万トンと予想、中国の輸入は2カ月前および先月の予想の各200万トン減に引き続き、今月は先月の予想より300万トン減の1千600万トンと予想している。

【詳細:英語サイト】米国農務省（ＵＳＤＡ）