米国農務省（ＵＳＤＡ）は12日、今月の世界の農産物の需給予想を発表、とうもろこしに関しては、米国の2023／24年度の生産は先月の推定より1億800万ブッシェル増（272万トン増）の153億4千200万ブッシェル（３億8千969万トン）と推定、2023／24年度（2023年9月―2024年8月）の供給は、先月の予想より1億600万ブッシェル増の167億2千700万ブッシェル、国内使用は7千500万ブッシェル増の124億6千500万ブッシェル、そのうちエタノールおよび副産物の使用は5千万ブッシェル増の53億7千500万ブッシェル、輸出は先月の予想と変わらず21億ブッシェル、農家出荷価格の平均は先月の予想よりブッシェル当たり0.05ドル安の4.80ドル、その結果、期末在庫（2024年8月末時点）は先月の予想より3千100万ブッシェル増の21億6千200万ブッシェルと予想している。
 また、2023年12月1日時点の在庫は122億ブッシェルで、前年同日より13パーセント増、同年9月－11月の消費量（輸出を含む）は45億3千万ブッシェル（前年同期は42億1千万ブッシェル）と発表している。
 世界（米国を含む）のとうもろこしの2023／24年度（国によって統計時期は異なる）の生産予想は先月の予想より1千366万トン増の12億3千573万トン、期末在庫は1千万トン増の3億2千522万トンと予想している。
 ブラジルの生産は先月の予想より200万トン減の1億2千700万トン、同国の輸出は100万トン減の5千400万トンと予想、中国の生産は先月より1千184万トン増の2億8千884万トンと推定、ウクライナの生産は先月と変わらず3千50万トンと推定、同国の輸出も変わらず2千100万トンと予想している。

【詳細:英語サイト】米国農務省（ＵＳＤＡ）資料１ / 資料２（PDF）