金価格、2月は下落も今年も手堅いと予想[WGC]

2023-03-10

 ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は2月の金市場はドルが強くなり、取引所上場ファンド(ETF)からの資金流出などで弱含みになったと伝えている。
 2月の金価格はドル建てで5.2%下落(円建てでは0.7%下落)したが、その要因はドルが強くなったこと、金ETFからの資金流出、米国の債券利回りの上昇による資金移動などであり、米国の期待インフレ率が上昇したことが価格下落を緩衝させたと分析している。
 今年の金価格の先行きについては、下落するリスクがないわけではないが、好材料は地政学的なリスクの高まり、新興国の経済停滞や株式市場の下落リスクによる金市場への流入、加えて、世界の中央銀行の継続的な買付がありと予想している。

【詳細:英語サイト】ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)
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