JSCCがClearing House of the Year受賞
2024-10-10 日本証券クリアリング機構(JSCC)は、9月26日、Asia Risk誌が主催する「Asia Risk Awards 2024」で「Clearing House of the Year」を受賞した。
同賞はデリバティブ取引に係るリスク管理及びサービス提供において新たなサービスを手掛け成果を上げた清算機関に対して贈られるもので、JSCCの受賞は今回で4度目となる。
今回の受賞要因は2023年11月に導入された取引所取引清算業務における先物・オプション取引に係る新証拠金計算方式「VaR方式」によるリスク管理の高度化及びそのスムーズな移行、さらに今年3月に実施した金利スワップ取引清算業務におけるクロスマージン対象取引へのTONA3か月金利先物取引の追加による担保負担軽減効果の向上が評価されたもの。
JSCCの小沼泰之社長は以下のコメントを出した。
「当社は清算機関として国際競争力のある的確なリスク管理を行い、清算参加者、投資者の皆様にとって使い勝手のよい市場であることを目指しています。今回、当社における各種取組みを通じたリスク管理の精度向上と担保負担軽減による市場の安全性と効率性の向上を高く評価いただいたことを大変喜ばしく思うとともに、日頃から当社の円滑な清算・決済業務運営にご協力をいただいている清算参加者をはじめとする関係者の皆様に深く感謝をいたします。当社は、今回の受賞を励みとして、これからも金融・商品取引における中核インフラとして、その役割を確実に果たしてまいります。」と話している。
(Futures Tribune 2024年10月8日発行・第3316号掲載)
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