SBIグループ、連結業績1兆2,105億円で過去最高益に

2024-05-13

 SBIホールディングスは10日に決算説明会を行い、北尾吉孝会長兼社長は「証券はもう大丈夫。これからの関心は半導体と銀行だ」などと前期の決算概況に加え今後の事業展望を示した。2024年3月期は営業収益が前期比26.5%の1兆2,105億円の過去最高益を記録し当期利益は同58.5%増の1,136億1,600万円となった。
 これはグループの主力事業である金融サービス業務においてSBI証券が同16.2%増の2,033億9,800万円、営業利益が同10.6%増の686億8,600万円といずれも過去最高となるなど、2023年9月末から開始したオンラインでの手数料を無料とする「ゼロ革命」の損失をグループ企業間のシナジー効果などによる売り上げ増が上回った。
 北尾氏は1,200万口座を超えたSBI証券について「2,000万口座も時間の問題」との見方をしており、今後も顧客数の増加を重視してサービス強化に取り組む考えを示した。
 SBI決算については解説記事を後日掲載する。

(Futures Tribune 2024年5月14日発行・第3287号掲載)
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