堂島取がコメ先物を本上場申請
6月にも認否を公表へ
2024-02-21 堂島取引所は21日、農林水産大臣及び経済産業大臣にコメの先物取引の本上場認可申請を行った。申請を受けた主務省は商品先物取引法に基づき官報公示の上3カ月後に可否を判断しなければならない。
取引対象となるコメは、「農水省が毎月発表する相対指数契約の平均価格をもとに算出したもの(平均米価)の将来における数値」で、呼値は10円、取引単位は約定数値の50倍となる。
コメ先物は2011年3月8日、東京穀物商品取引所(解散)と関西商品取引所(現・堂島取)が試験上場を同時申請し、同年7月1日に認可された。コメの市場は1939年に戦時統制で市場が閉鎖されて以来72年ぶりの復活だった。今回の申請は6月に認否が公表される見通しだ。
その後堂島取が東穀取から2013年2月にコメ先物を承継し、異例となる4度の試験上場延長を経て市場の活性化に努めたが、2021年8月に当業者の参加意欲が少ないなどの理由で本上場申請が不認可となった。
堂島取引所ニュースリリース:米の先物取引の本上場に係る認可申請について
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