東京商品取引所（TOCOM）ビル

 国内最大の商品取引所である東京商品取引所（TOCOM）のビル（東京都中央区日本橋堀留町1-10-7）が解体され、跡地に大手ビジネスホテルチェーンのアパホテルが建設される。工期は7月3日から2024年4月30日まで。
 2013年2月、東京穀物商品取引所の解散に伴い農産物4商品が移管され、商号をそれまでの東京工業品取引所から東京商品取引所に変えた。その後2020年7月、総合取引所の発足を受け日本取引所グループ（JPX）の傘下に入り、大半の従業員が兜町の東京証券取引所ビルで業務を行うようになったことで、堀留町の取引所ビルは無人の状態が続いていた。

（Futures Tribune 2023年6月13日発行・第3221号掲載）