JPX第3四半期決算、営業収益微減の1,005億2,900万円
営業利益は7.5%減の517億6,500万円

2023-01-31

 日本取引所グループ(JPX)における2022年度第3四半期までの累計決算(2022年4月1日~12月31日)は、営業収益が1,005億2,900万円(前年同期比▲0.1%)とわずかに減少し、本業の儲けを示す営業利益は517億6,500万円(同▲7.5%)となった。30日の発表によると、連結経営成績は以下のとおり。

営業収益   1,005億2,900万円(▲0.1%)
営業利益    517億6,500万円(▲7.5%)
親会社の所有者に帰属する四半期利益  351億7,500万円(▲7.5%)

 また、営業収益と営業費用のハイライトを以下にまとめた。
    [営業収益]
  • 株券等および金融デリバティブの取引増加に伴い、取引関連収益が増加(+11億3,400万円)
  • 前年同期に活況であった上場会社による資金調達の減少等に伴い、上場関連収益が減少(▲16億1,900万円)

    [営業費用(JPXが負担する費用)]
  • 情報系システムの維持、運営費および償却費などが増加した(+10億2,700万円)ほか、国債清算システムのリプレース(2022年1月)および関西バックアップセンターの整備等により、償却費などが増加(+11億200万円)
  • カーボンクレジット市場の創設に係る対応費、デリバティブの取引高に連動したライセンス料、新市場区分への移行に係るPR費用などの増加により、その他の営業費用が増加(+16億1,000万円)

(Futures Tribune 2023年1月31日発行・第3194号掲載)
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