USDA、米コーンの今年の生産予想は3カ月連続で微増、予想価格は先月と変わらず$4.10

2024-10-19

 米国農務省(USDA)は11日、今月の世界の農産物の需給予想を発表、とうもろこしに関しては、米国の今年(2024/25年度)の生産は、エーカー当たりの収量が先月の予想より0.2ブッシェル増の183.8ブッシェルの記録になると予想しているため、先月の予想より1千700万ブッシェル増(45万トン増)の152億300万ブッシェル(3億8千618万トン)と予想している。
 期首在庫(2024年9月初め)は先月の推定より5千200万ブッシェル減の17億6千万ブッシェルと推定、供給は先月の予想より3千300万ブッシェル減の169億8千900万ブッシェルと予想している。
 国内需要は2カ月前および先月の予想と変わらず126億6千500万ブッシェル、輸出は先月の予想より2千500万ブッシェル増の23億2千500万ブッシェル、期末在庫(2025年8月末)は先月の予想より5千800万ブッシェル減の19億9千900万ブッシェルと予想、農家出荷価格の平均は先月の予想と変わらずブッシェル当たり4.10ドルと予想している。
 世界(米国を含む)のとうもろこしの2024/25年度(国によって統計時期は異なる)の生産予想は先月の予想より138万トン減の12億1千719万トンと予想、期末在庫は先月の予想より183万トン減の3億652万トンと予想している。
 ブラジルの生産は先月の予想と変わらず1億2千700万トン、同国の輸出も変わらず4千900万トン、アルゼンチンの生産も変わらず5千100万トン、同国の輸出も変わらず3千600万トンと予想している。
 ウクライナの生産は先月の予想より100万トン減の2千620万トン、同国の輸出も100万トン減の2千300万トンと予想しており、ロシアの生産は50万トン減の1千300万トン、同国の輸出も50万トン減の330万トンと予想している。

【詳細:英語サイト】米国農務省(USDA)
先物業界関連ニュースに戻る