欧州最大の電力取引グループ、日本法人EDF Trading Japanが東商取電力先物参加へ

2024-10-19

 日本取引所グループ(JPX)は15日、グループ子会社の東京商品取引所が電力先物市場への参加業者として「EDF Trading Japan」に対し、同日付で市場取引参加者資格を付与したと発表した。EDF Trading は、欧州最大の発電事業者であるÉlectricité de France SA (EDF) のグループ会社で、欧州、北米、日本で電力取引を行っています。日本の電力市場に参入したのは2020年7月で、翌21年には東京にオフィスを開設した。22年1月には日本国内の電力小売事業者として登録しており、今般電力先物市場の取引参加者資格を得た。
 両社のコメントは以下のとおり

EDF Trading Japanマネジング・ダイレクター フローリアン・ノイバウアー氏

 「EDF Tradingは、グローバルに事業展開を行っているエネルギートレーディングのリーディングカンパニーです。2020年に日本の電力市場に参入後、2021年に東京オフィスを開設し、EDF Trading Japan 株式会社として日本の電力市場で積極的に活動を開始しました。TOCOMの電力先物取引市場においては、市場の流動性を提供するマーケットメイカーとして参入後約1年が経過しましたが、今回、市場取引参加者として正式に参加できることを非常に嬉しく思っています。当社は、TOCOM が日本の電力先物市場のさらなる発展において、重要な役割を果たす機関であると考えております」

東京商品取引所社長 石崎隆氏

 「この度は、EDF Trading Japan株式会社が東京商品取引所の市場取引参加者資格を新たに取得されましたこと、心より歓迎いたします。グローバルなエネルギートレーディング会社の日本拠点である同社は、TOCOM 電力先物取引市場において、市場流動性を提供する主要なプレイヤーとしてお取引頂いておりますところ、この度、東京商品取引所の市場取引参加者としての資格を取得されることで、より一層、市場流動性の拡大や投資者の利便性の向上に貢献されることを大いに期待しております」

(Futures Tribune 2024年10月22日発行・第3319号掲載)
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