JPX第1四半期増収減益、当期利益157億円

2024-08-01

<2023年度第1四半期、2024年度第1四半期JPX決算資料>

 日本取引所グループ(JPX)は30日、2025年3月期における第1四半期決算(4月1日~6月30日)の概要を発表した。営業収益は403億2,800万円(前年同期比+9.1%)、本業での儲けを示す営業利益は232億9,100万円(同▲7.0%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は157億6,800万円(同▲11.1%)となった。
 このうち取引料に関する収益は137億5,500万円(同+9.1%)で、商品別にみると現物が108億1,200万円(同+16.5%)、金融デリバティブが24億800万円(同▲18.6%)、コモディティデリバティブは5億3,400万円(同+45.7%)となった。
 JPXの第1四半期決算は営業収益において、日本株市場の活況を受け、取引関連収益が前年同期比8.2%増の163億5,400万円と、金額ベースで12億3,600万円増加した。だが前年度の資産売却益計上からの反動や、営業費用が前年同期比で3億7,000万円ほど増加したことにより、当期利益は11.1%減少した。
 通期の業績予想は、営業収益が1,520億円(同▲0.6%)、営業利益が790億円(同▲9.7%)などとしている。

2023年度第1四半期、2024年度第1四半期JPX決算資料【PDF】
(Futures Tribune 2024年7月30日発行・第3303号掲載)
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